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2012年3月21日水曜日
【雑記】ウォークイベント、そして先輩の「子供たちへの接し方」に感動した件
Photo by llee_wu
3月18日ウォークイベントのボランティアに参加。初対面の子供を引き付ける先輩のテクニックに感動した件。
地域ボランティア『青少年指導員』になって間もなく丸2年になります。
町内会の推薦にて、県と市から委嘱を受けて2010年より『青少年指導員』となりました。はじめは何だかわからなかった私ですが1期目(2年任期)終了間際にやっと先輩方、イベントに慣れてきたところ。
先日 3月18日、青少年指導員主催のウォークイベントにボランティアとして参加しました。
私たちは各自担当者として、参加者数人のグループに付き添ってウォークの案内をしながら全コースを一緒に歩きます。参加者が受付を済ませると、さっそく各自その担当グループに説明を開始。
私の担当する参加者の方はすぐに見えなかったので、先輩の参加者への対応を観察することに。先輩の対応する参加者グループは子供2人(兄妹)・お母さんの3名グループでした。
いちよう各自当日のマニュアルは持っているのですが参加者への説明は各自それぞれ個性的です。そして参加者とは初対面での対応となります。
先輩はまずグループ全体(ご家族3名)へ挨拶をした後、さっそくお兄さんの方へ向かって声を掛けます「お兄ちゃんは何年生?」兄「はい、5年生です!」そしてちいさな妹の方にも声を掛けます。このとき先輩はスッと腰を落として しゃがみ込み 妹さんの視線と高さを合わせました。そして「お嬢ちゃんは何年生かな?」とニッコリしながら声をかけました。
すごい!コレってスゴイ技ですよ(先輩)!
緊張気味な妹さんへは大人の目線の高さではなく子供と同じ目線にして話しかける。これによってその子との雰囲気がフッと柔らかくなりました。その後、当日のウォークコースの説明。チェックポイントについて説明しながら時折「ここ知ってる?」などと子供達に話しかけ場を和ませていきます。とにかく「やんわりと優しい語りかけ」が印象的でした。
基本は子供達に向かって説明する。ここがポイントのようです!
これは出発前のほんの序の口の会話なのですが、こうして子供達とコンタクト&コミュニケーションを取りながら今日のイベントを説明する姿は「さすが先輩!」と心の中で唸ってしまいました。
先輩は現在6期目(12年目)のベテラン青少年指導員です。本当に自然に子供たちに接する対応が素晴らしかったので、私もコレを覚えて是非今後の子供たちへの対応(コミュニケーション)に生かしていければと思いました。
初対面の子供たちへの接し方 3つの重要なポイント
1.まずは挨拶!そして最初は何気ない会話から
「お兄ちゃんは何年生?」「お嬢ちゃん(妹)は何年生?」「スポーツはやってる?」その後少しずつ会話を広げていく。
2.目線を合わせて対話する
小さい子供に対しては、しゃがんで体を低くし目線を同じにする。そして優しく語りかける。
3.子供達に対して語りかけるようにする
大人(親)よりより子供達へ向かって。イベントの説明などは子供に分かりやすい工夫をする。
そして自分の場合はどうだったか...(登場人物は仮名)
その後リーダーから本日のウォーク説明、全員での準備体操も終え出発時間となりました。そして集まっている3グループは一斉に出発。残り部隊で見送って「さて、私は参加者来ないからどうしよう?」と思いつつ他の青少年指導員の方と雑談を始めたころ。慌てて自転車に乗って受付に駆けつけた家族がいらっしゃいました!受付で「今日参加のオギワラです」と。。。「ありゃ!私の担当する方達だ!」
集合時間に間に合わなかったので慌てて受付をするお母さん。そして傍らには息子とお姉ちゃん。受付を済ませた後は担当の私が引き継ぎます。しかしさっき見た先輩のようには全く対応できない私(汗)なんといっても出発時間をとうに過ぎていて参加者も私もお互い突然のアタフタ状態!
私の頭の中には「ここでゆっくりと説明をしているとゴール地点のもうひとつのイベント『消防署見学』に間に合わなくなりそうだよー」など焦っているところに。受付をする先輩達は「ゆっくりで大丈夫ですから~!」と慌てる参加者ご家族へ暖かい一言。私の方が完全にパニックですよー!初めてだしひとりだしー!(汗)
でも先輩の「ゆっくりで大丈夫」の言葉に支えられて、本日のスケジュール(コースについて)を簡単に説明しさっそく出発。ふぅ!
先程見た先輩の「最初に打ち解ける会話術」を実践できなかったのでプランBに変更(笑)。歩きながら子供達に話しかけることにしました。すると男の子は小学校4年生、お姉ちゃんは高校1年生と言うコトが分かりました。お母さんは「ちょっぴり年の離れた兄妹なんです~」と。
とにかくおしゃべり好きな男の子とちょっぴり恥ずかしげなお姉ちゃん。そしてとっても気を使ってくれるお母さん。そして私の4人でウォーク開始となりました。
私はホスト役(引率担当)ですが、初対面なのでやっぱり緊張しました。でもウォークのポイントポイントで名所(お寺や石碑)とクイズがあるのでソレをひとつひとつ進んでいくうちになんとなく会話も広がっていきます。歩いていると時折、男の子の自分ワールドな会話が始まったりと横道にもそれますが(笑)ポイントを進むごとに和やかな雰囲気になっていきました。
私も下見で何度か歩いたコースですが、自分の住むすぐ近所にこんなにたくさんお寺や石碑など隠れた名所があることにビックリです。ウォークに参加されたお母さんもそこに感動しつつ一緒に歩いてくれました。
散歩が好きなご家族と言うこともあり、だいぶ出遅れましたが予定通りにコースをすすみ。ゴール3つ前のチェックポイントで先輩方と合流できました。その後も各ポイントでクイズに答えたり石碑や跡地をみてゴールへ!予定通り約1時間30分(約5km)のコースを完歩することが出来ました。
消防署の見学にも間に合い。参加者全員で消防自動車の説明、子供達は消防士の制服を着て記念撮影など予定をきっちり完了できました。最後はスタート地点にもどり、参加者へ「完歩賞」授与、そして「記念品」「ぜんざい」「カップラーメン」の支給。子供達の嬉しそうに食べる顔が素敵でした。お腹空いたよね!
なによりお母さんから「今日は、ありがとうございました」と言われたのが私的に感動でした。新米のおぼつかないウォークガイドで心の中で「申し訳ないっ!」と思っていたから。本当にちょいちょいガイドミスってましたから(汗)「こちらこそありがとうございました」とお母さんにお礼の返事をしました。そしてお疲れさま!
そんなワケで個人的に反省も多々ありましたが、良い経験になった一日でした。
最後までお読み頂いた方ありがとうございます。
初対面のコミュニケーションってとっても緊張しますよね。さらに大人同士より子供と大人のコミュニケーションの方が最初のとっつきが難しいです。出会ったらすぐに子供達の心をつかむコミュニケーション力が鍵のようです。
Kazwoo
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