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2012年3月14日水曜日
『心のコップ』のお話し
Mug and Love Photo by kazwoo215
NPO法人CAPの講演会で聞いたお話し。
『心のコップ』
人の心には、人それぞれの大きさのコップがあって。ツライことがたくさんあるとお水のようにそのコップの中に貯まっていきます。
もしそのコップの中がツライことでいっぱいだったら……。
その人は他の人からの話を聞くことは出来ない。
心のコップがいっぱいだから。何かが入るスキマもないから。
だから人からのアドバイスは心のコップの中に入らない。
どんなに良いことを言われても心には入っていかない。
そんな時どうすればいいのかな?
それはコップの中身を減らしてあげること。
そう、それはその人のお話しを聞いてあげること。
まず最初にすることは共感してその人の話を聞いてみること。
人に話を聞いてもらえたならば、心のコップの中のツライことが少しずつ外に出るから。
すると心のコップの中身が減ってくる。
そうすれば、人の話に耳を傾け心のコップに良きアドバイスを入れることが出来る。
心のコップがいっぱいな時は気持ちに余裕が無い時と同じ。
もしあなたがアドバイスをする方だったら、大切なのはまず「共感すること」「耳を傾けてお話しを聞くこと」
助言するならその後だよ。
この様なお話しを「CAPかながわ」辻 弘枝さんから聞きました。
この時はCAP本来の意味でのツライことイコール「いじめ」「虐待」などのことでしたが、ふと普段の生活で考えても同じだと思いました。
ツライと思うことは色々あって「頑張ってるのに上手く行かない」「いつも怒鳴られてばっかり」「自分はダメなのか?」とか。
こう思ったらきっとその人の「心のコップ」は、いっぱいなんだと思う。
こんな実例も聞きました。
中高生の親子に日常の話し合いでどの程度お互いの話しを聞いているか、聞いてもらっているかのアンケートを取ったところ。
「子供の話しをちゃんと聞いている」と答えた親が90%。
しかし子供からは「話しを聞いてもらっている」と答えたのは30%(もしかしたら10%かも)
要は「親に話を聞いてもらってない」と答えている方が圧倒的に多いと言うことだ。
実は親は子供に対して話しを聞いているようで、先に「あーしなさい、こーしなさい」など自分の話ししているのではないだろうか?
子供に自分の話をしたいならまずは聞いてあげるのが先決のようだ。
まとめ
もし、自分がツラかったら誰かに話しをして聞いてもらうと良いだろう。
もし、自分に余裕があったら人の話を聞いてあげると良いだろう。
そうすれば「心のコップ」はツライことで、いっぱいにならないから。
「心のコップ」に余裕が出来れば他の人の話にも耳を傾けられるから。
そうすればお互いのコミュニケーションがもっと上手くいくようになると思う。
あとがき
2月18日、青少年指導員講習会で「CAPかながわ」辻 弘枝さんの講演会に参加しました。グループワークを中心とするちょっと変わった講演会。基本は講演と言うより、ゲストである私達が2~3人でグループを作って意見交換をしながら講演者にフィードバックして進行していく内容でした。
この「心のコップ」の話しは、その講演の中で出てきたほんの一部分の話ですが私自身とても心にひっかかったので書きとめておこうと思いエントリにしました。
自分自身まだ「共感して人の話を聞く」というコトが出来てない。どうしても先にアドバイス的なコトを言ってしまう...。
まだ伝えたかったことが上手く言えてないような気がします。もし読み返して気付いたら追記していこうと思います。
Kazwoo
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